だいぶと

2003年10月28日
だいぶと腰の状態はよくなってきた。しかしまだまだ油断は禁物。
スーパー銭湯に行き、湯船につかる。腰の辺りにジェットバスが出てくる湯船でねばる。
そして湯上りには湿布を貼る。しばらくはこれを繰り返すことになるだろう。

関西でも紅葉が本格的になってきました。

映画「キル・ビル」のエンディング曲は女囚さそりの「恨み節」。
http://entertainment.msn.co.jp/367585.armx
より。

クエンティン・タランティーノは、監督であると同時に熱狂的な映画ファン。そんな彼の映画への想いが、大爆発を起こしたような作品が『キル・ビル』だ。彼は作中で自分の好きな映画にオマージュを捧げまくっているが、なかでも特別な存在が、梶芽衣子である。

「梶芽衣子は本当にクールだ」と、タランティーノは熱っぽく語った。「彼女の眼はすっごく雄弁なんだ。女性らしくて美しいのに、強い。しびれるよ。『キル・ビル』の女性キャラは、梶芽衣子が復讐映画で見せた強烈なイメージが元になってるんだ。ザ・ブライドは『女囚さそり』だし、オーレン・イシイは『修羅雪姫』。『野良猫ロック セックス・ハンター』の演技も印象的だったね」。

 なるほど、『野良猫ロック』シリーズなどは彼の愛するジャック・ヒル監督作品に通じるものがあるし、『女囚さそり』や『修羅雪姫』は、パム・グリアの日本版という感もある。ファンになるのも当然だ。「ぜひ梶芽衣子に会いたい」。タランティーノの願いが、今回の来日でついに実現! 彼と感激の対面を終えたばかりの梶さんを直撃した。

 梶さんは『キル・ビル』に「修羅の花」や「怨み節」が使われると聞いて「青天の霹靂」だったそう。「え、なんで?って感じよね(笑)。ただ、あたしの映画を気に入ってくれたなら、それはうれしい。慌てて、彼の監督作品を全部見ました」。もともと「映画は娯楽。お客さんに喜んでもらうのがいちばん」という持論のある梶さんだけに、タランティーノ映画は当然、琴線に触れた様子。めでたく相思相愛となった2人の対面は?

「彼、あたしの手をずっと握ってね、それは熱く語ってくれました。あたしの映画がどれだけ『キル・ビル』に影響を与えたかって。ユマさんにもルーシーさんにもあたしの映画を見せて、演技のお手本にしたって。そこまで言われちゃうと、もう、恐縮しちゃうわよ(笑)。驚いたのは彼、『さそり』と『修羅雪姫』のポスターまで持ってるんだって(笑)」

『キル・ビル』を見て、梶さんの感想は?

「とにかくタランティーノさんの映画は、ハッとするような台詞のセンスとかユーモアとか、独特のテンポ、やさしさ、強さがあって、本当に個性的。観客を驚かすっていうのは、天才的なものがあるわね。『キル・ビル』もそういうところが、全部裏切られてない。普通なら、こういうことをしたらおかしいんじゃないか、っていうのがあるわよね。でも、いいんだよ、これがオレなんだよっていうのがあるじゃない? そこがスゴイと思う。ちょっと評論家に媚びてみようかとか、そういうのが一切、ない。そういうところが好きね。狙いなんか飛び越えちゃって、ハジケちゃってるからさ、そりゃ、あたしなんか付いていけないところもあるわけ、正直言うと(笑)。でもね、彼にしか撮れない映画なのよ。それにルーシーはよくやったと思うわ。着物での立ち回りも、素晴らしかった。あたしはそれがどれだけたいへんか、わかってるから。それに、草履を脱ぐところ。あれがカッコいいんだってわかって撮ってる彼、心憎いわよ」

 タランティーノに「お友達になってくれますか?」と言われて「もちろんです」と答えたことを、うれしそうに語ってくれた梶さん。「もっと映画のこと、いろいろお話ししたかったわ。増村保造監督のこととか。彼にサインを頼まれてね、漢字で彼の名前を『久縁点』って書いたの。それはね、映画という接点でご縁がありましたね、これから久しくおつき合いさせていただければ光栄ですわ、って意味なんです。また機会があるといいわね」。

 いつかタランティーノが梶さんのために役を書く日が、きっと来るはずだ。


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